産後クライシスとは、出産をきっかけに夫婦間の愛情が急激になくなったり、ふたりの仲が悪くなってしまうことを指します。

その原因と、産後クライシスにならないためのポイントを紹介します。

産後クライシスの原因とは?

産後クライシスは出産をきっかけにして、夫婦間の中が悪くなる現象の事。

出産してから2~3年以内に発生する現象と知られていましたが、岡山大学が行った調査によると、出産後3か月以内にクライシス(危機)が発生する割合が80%近くになったとのこと。

 

産後クライシスが発生する原因は、夫、妻、どちらにもあります。

産後クライシスが発生する夫側の原因

「子育ては女の仕事!」

なんて考えは時代遅れですが、実際のところ家庭で子育てを妻に一任している夫婦は多いでしょう。

特に出産直後は。

仕事から帰ってくる時間には子どもは寝ているだろうし、休日に育児を頑張ったとしても、妻は不満を募らせます。

産後クライシスは、夫が子育てに非協力的であったり、無関心であることが原因であるといわれています。

 

ですが、夫だけに原因があるわけではないようです。

産後クライシスが発生する妻側の原因

主産後、女性の身体には様々な変化が現れます。

乳腺が発達して母乳が出たり、子どもに強い愛着を持つように脳内ホルモンが分泌されたりします。

母乳の分泌を促すホルモンがプロラクチンです。プロラクチンには敵対的感情を過剰に感じさせる効果があるといわれています。

これは、母親が子どもを守るための本能でしょう。(動物も子育て中の母親が一番危険とわれていますね)

また、子どもに愛着を持つために分泌されるホルモンはオキシトシンと呼ばれています。オキシトシンは”愛情のホルモン”とも呼ばれてて、近しい者への愛情を引き起こします。

しかしオキシトシンが過剰に分泌されると、排他的になったり、他人を許せなくなったりすることがあります。

 

夫がちょっと家事をしなかったり、育児を手伝ってくれなかったりするだけで、怒りを抑えられなくなる。そんな状態になってしまうのは、脳内のホルモンバランスが変化しているからだと考えられます。

産後クライシスを予防するための方法

夫は「妻には優しくしてるし、いろいろ気を使っているし、育児もしてるよ!!」と思うかもしれませんが、今までと同じではダメです。

妻側は出産を経て、怒りっぽくなったり、少しの事が許せなくなっています。夫婦仲を良好に保つためには、今までよりももっと育児を手伝ったり、優しくする必要があるでしょう。

また妻側もホルモンバランスが崩れがちになり、精神的に安定性を欠いている状態を自覚することが大切です。

夫もまた仕事で大変かもしれません。「子どもができても今までと同じ夫」をもう少しだけ許せるように努力してみましょう。

 

産後クライシスの原因は夫が悪いというわけでも、妻が悪いというわけでもありません。

お互いが思いやりを持って、相手への理解を深めることが大切。

子育てという共通の目的を達成するためにどうすればいいのか?

時には不満をぶちまけたり、悩みを吐露したり、相談したり、そんな風にしてよく話し合うのが大切ですね。